★【レスキュー】事前連絡➋★
連絡事項➊に記載していないものに関しては以下に記載しますので、ルールと合わせてお読みください。
★アリーナ
床や壁は、白のメラミン材またはプラスチックダンボールを養生テープで貼り合せて作る。
必要に応じて、白のビニールテープや養生テープで補強・補修する。
・壁・・・・避難ゾーンには、高さ約10cmの壁がある
・戸口・・・コースのどこかに設置
・ライン・・幅約20mmの黒ビニールテープタイルに貼る
・タイル・・白のメラミン材を30㎝×30㎝に切ったもの
・切れ目・・最大20cmの切れ目を設定する
・障害物・・レンガなどを使用しタイルに固定しない
・瓦礫・・・アリーナの任意の位置に配置する。減速バンプはテープで床に固定し、上に黒線を貼る
※壁はテープで固定するため、多少の凸凹がある。タイルの接続部分などは、段差や隙間がある。
★被災者
【WL】
・被災者には、LEGO®マインドストーム®NXTのボールを使用する
・被災表面をアルミテープで覆った被災者(生きている被災者)と、黒の布ガムテープで覆った被災者(死んだ被災者)がある
・被災者の重さは、約20g
・被災者は審判が適当な位置に置くこととする
【NL】
・被災者は緑のテープで作成した被災者(生きている被災者)と、黒のテープで作成した被災者(死んだ被災者)が配置される(複数)
・緑のテープで使用するカラーは「中川ケミカルのCS421」を使用する
・被災者の数や位置はコース設計者によって決定される
★車検
・競技前に車検を行う。チ-ムメンバー全員で車検を受けること
・車検項目は以下の2つである
- 25cm×25cmの戸口をくぐれる車体であること
- インタビュー(各自の役割や大会への取り組みを通して学んだこと)
・競技までに車検に合格できなかった場合、競技記録は正式記録とはならない
【WL】NXT LineLeaderやレーザーは使用禁止とする
ただしClass 1,2規格のレーザーのみ使用可
ロボカップジュニアで使用を認められた種類以外の無線通信機能を搭載しているロボットは、それが動作しないことをチームが証明すること
【NL】レーザーや無線通信は使用禁止とする
■ルール解釈/「得点」審判のジャッジ・判断基準
ルールの運用は2020年版審判講習資料に従う。
●審判講習資料 レスキュー ライン
https://drive.google.com/file/d/1CMSoZBzFToMOQIIrJKLCpgr8s1yKRmBV/view
●審判講習資料 レスキュー メイズ
https://drive.google.com/file/d/1Wyn2sw9Zgg8ZJOpxnsld4RFj-5Zbs5dy/view
★競技時間
・1回「8分」
★競技回数
・1チーム2回の競技を行う
★競技の開始
・前の競技が終了し、審判の準備ができ次第、次の競技を開始する
・各チームは競技の進行状況を確認し、自チームの順番の時にはアリーナに揃っているようする
※競技順になった時に、そのチームがアリーナに居ない場合でも、探したり呼びに行ったりはしないので注意すること
・競技時間の中で、調整(センサーの値の確認、プログラムの修正)をすることができる
・調整時間には、ロボットを競技エリアから出してパドックで作業することもできる
・一旦得点走行を開始した後は、調整をすることはできない
★順位付け
・2回の競技の合計得点で順位を決定する
・同点の場合は以下の順番で順位を決定する
(1)被災者救助が完了するまでの時間が短い方が優位
(2)救助に成功した被災者の数が多い方が優位
(3)競技進行停止の回数が少ない方が優位
(4)チェックポイントの得点が多い方が優位
それでも順位が付かなかった場合には、順位決定戦を行う。
★競技進行停止について
・以下の場合に競技進行停止とする
(1)ロボットがラインから外れるなど、ラインをたどることに失敗した場合
(2)ロボットが完全にフィールドから外れた場合
(3)交差点を指示された方向に進めなかった場合
(4)「避難ゾーンに入ったロボットが、被災者を救助していないのに避難ゾーンから出た場合」
(5)チームキャプテンが競技進行停止を宣言した場合
(6)審判が競技進行停止を宣言した場合
・競技進行停止になった場合は、一つ手前のチェックポイント(またはスタートタイル)から再スタートする
・同じ場所経路(次のチェックポイントまでの間)で3回以上競技進行停止となった場合は、再スタート位置として、一つ手前のチェックポイントか次のチェックポイントをチームキャプテンが選択する
・競技進行停止で、ロボットを再スタートする際、電源の入れ直し、プログラムのリセットはして良いが、ロボットの修理や設定入力、プログラムの切り替えはできない。
・車体を変形・解体させるような操作は、修理とみなされ失格になる場合がある
・避難ゾーンで競技進行停止となった場合、被災者は移動しない(元の場所に戻さない)
ロボットが被災者を保持していた場合は、避難ゾーンの中央あたりに戻す
※以下の場合は、審判の判断で競技進行停止とする場合がある。
・ロボットが停止して動かない、動きが非常に遅い、壁を押し続けるなど、競技が進まないと判断した場合(おおむね20秒間の動きで判断する)
・チームメンバーが審判の指示がないのにロボットに触れた場合
・ロボットが壁を押し続けるなど、アリーナを傷つけると想定される場合
・チームメンバーがアリーナに触れた場合
★注意事項
・得点走行中にロボットが破損しても、競技中の修復はできない
・ロボットやチームメンバーが故意に壁を壊すなど、アリーナを傷付けたり、汚した場合はそのチームは失格とする
・ルールでは、競技アリーナに近づけるのはキャプテンだけ、となっているが、チームメンバー全員が競技の時にはアリーナの近くで見てよい
・ルールでは、競技時間中調整中にロボットが自走することを禁止しているが、競技時間を使って自走させてもよい
・被災者のボールが避難ゾーンの入口から外に出た場合、救助不能とみなし取り除く